- カタフリ 住田
IMO、GHG削減と水中放射騒音(URN)に関するワークショップ開催
要約: URNに関するワークショップ
IMO主催のワークショップで、船舶のGHG排出量と水中放射騒音の削減について議論されました。特に、商船による騒音が海洋生物に悪影響を及ぼしているとの指摘があり、環境保護団体は炭素排出量と騒音の両方を速やかに削減する方法を求めています。炭素排出量の削減に焦点を当てすぎると、騒音削減が後回しになる可能性にも触れています。

*このワークショップは、IMO(国際海事機関)が主催し、温室効果ガス(GHG:GreenHouse Gas)と水中放射騒音(URN:Underwater Radiated Noise )に関する技術、規制、政策の専門家を対象としています。ワークショップは、GHG排出削減プログラムとURN削減に関心を持つ業界関係者を広く参加させることを目的としています。プログラムには、GHGと騒音排出の削減、設計と技術の変更、運用上の対策などが含まれています。
所感
以前から議論自体はあったものの、GHG排出量の削減だけでなく、水中放射騒音も重要な環境問題であると認識が本格的に高まってきていると思われます。船舶の推進力としての風力の利用などは、GHG排出量と騒音の両方に良い影響を与える可能性があり、今後ますます注目される可能性もあると感じました。